「神社本庁のルーツが知りたい」
「神社本庁に属さない神社一覧が知りたい」
「神社本庁と神社庁ってどう違うの?」
神社本庁は1946年2月3日に設立された宗教法人です。
それ以前は、神祇院という国家機関がありましたが、戦後GHQからの指令で廃止されることになりました。
伊勢神宮は、天照大御神様をお祭りした特別な神社で、多くの参拝客が訪れる大切な聖地となっています。
伊勢神宮は正式には神宮と呼ばれています。
伊勢神宮は伊勢市とその周辺にある125の神社の総称です。
神社本庁について調べてみました。
神社本庁に属さない神社はどこ?神主になる為の決まりと宮司との違い
伊勢神宮の成り立ち
中心は皇室の御先祖である天照大御神様をお祭りした内宮と呼ばれる皇大神宮と、外宮とよばれる豊受大神宮の二つから成り立っています。
外宮は天照大御神のお食事をつかさどり、衣食住はじめ産業の守り神である豊受大御神をお祭りしています。
歴史を紐解くと、起源は今から2000年以上前にさかのぼるといわれており、天照大御神様のお告げにより皇大神宮が祭られたのが始まりです。
そのおよそ500年後の雄略天皇の時代に豊受大御神が伊勢にお迎えされたといわれています。
この神宮の最大の行事は式年遷宮にあります。
式年遷宮とは、20年ごとにすべての社殿や御装束・神宝などを新しく作り替えるお祭りのことです。
20年に一度新殿がたてられることで神宮はみずみずしさを保ち、ご神威が高まることを人々は願ってきました。
こうした行事は現在でも途切れることなく続き、神宮の厳かな雰囲気を保つ上にもかかせない行事となっています。
神社本庁の所在地
現在神社本庁の事務所は渋谷区代々木にありますが、ここは明治神宮の隣にあって、神社庁の事務所にふさわしい清らかで厳かな地です。
神社本庁は「敬神生活の綱領」のもとに日々活動を行っています。
神社本庁の主な活動としては、神社神道の宣布や祭祀の執行など、ほかにも氏子崇敬者の教化育成や。
神職の養成、あるいは図書の発行頒布、その他神社の興隆を図るために必要な活動など多岐にわたっています。
「庁」と付きますが、実際は官公庁ではなく宗教法人法に基づく文部科学大臣所轄の包括宗教法人です。
神社本庁の地方組織として神社庁があります。
各地の市や郡でも支部を置いて地域の振興をはかるための業務を執り行っています。
たとえば東京都では、東京都港区元赤坂には東京都神社庁があり、それは東京都内にある1,398の神社を取りまとめている団体です。
神社本庁の議決機関は全国の神職や総代から選出された評議員会であり、総長以下役員もそこで選ばれています。
例外的に組織に属してない神社
全国8万ある神社の中で、例外的に組織に属してない神社があります。
それは日光東照宮と靖国神社です。
遠い昔、日本人は自然の中で暮らすことで、自然現象にある時は怯え、ある時は尊敬の念を抱いてきました。
自然現象を通して神々の存在を実感し、生命の尊さも感じることがありました。
その中で山や滝、あるいは岩や川などの自然に対して神様が宿るものとして奉る心が生まれてきたのです。
やがて人々そうした場所に建物を建てて、神々を祭る場所としました。
これがいわゆる神社の始まりです。
やがて神社が日本全国各地に建てられ、大和朝廷の国家統一に伴いさらに形が整っていったのです。
6世紀にはインドから仏教が伝来し、あっという間に日本全国に伝わりました。
そして日本の神道は仏教がメインになっていったのです。
八百万の神
日本の神道は八百万の神と呼ばれるくらいたくさんの神様から成り立っています。
たとえば海や山や風などの自然物や太陽や雲や雨などによる自然現象を司る神々様、あるいは、衣食住や農業などの生業を司る神々様も存在します。
さらに国土開拓の神様や国家や強度のために尽くした人々、子孫を見守る祖先なども神様です。
奈良時代の古事記や日本書紀などにはそうした神々への記述がたくさん収められています。
人々は信仰を何らかの形で表そうとし、それを祭りという形で実現しました。
祭りには稲作を中心に暮らしてきた日本人の神道への深い尊敬の念が表れています。
春には豊作を願って祭りを行い、夏には台風などの被害が少ないことを祈り、秋には収穫を感謝する行事を行います。
祭りは現在の日本でもあちこちで行われていますが、もともとは自然に尊敬と感謝の念を形にしたのが始まりです。
神道の持つ理念とは、地域と一体化して地域社会の和を守ることや、子孫の繁栄を願う心などがあげられますが、そこには自然と人間が共存して生きていこうとする強い願いが込められていることは間違いありません。
神道に必要なのは清らかさであり、神社などは常に清潔にし清々しさが求められます。
まとめ
祭りに参加する人は身を清めることが必然とされていることからも、神道には清浄さが必要であることがわかります。
現代の日本人は神道についてはあまり詳しくない人が多く、ふだんの生活で神道を意識しないのが一般的です。
しかし実際は七五三や初詣や厄除け、結婚式や地鎮祭などありとあらゆるシーンで神道と深くかかわっているのです。
今後も日本人は神社を参拝することで神道とつながっていくと考えられています。
最終更新日 2025年6月18日 by preserving