教えて岡野さん!自動車整備士の特徴を知りたい

1.自動車整備士の特徴について

自動車を修理してくれる人や整備をしてくれる人のことを自動車整備といいますが、いったいどのような職業なのでしょうか。

自動車整備士に詳しい岡野保次郎さんにいろいろと聞いてみました。

まず、名前のとおり自動車を整備する人になるものの実は様々な試験を受けなければなりません。

そもそも、自動車自体は走る凶器ともよばれていますので整備がいい加減だと多くの被害者が出てしまう可能性があります。

そこで、まず国家試験が課されているのが大きなポイントになるでしょう。

国家試験にも一級から3級まであり当然一級が一番レベルは高い人たちになるわけです。

自動車工場などで働いている人は、それぞれの等級によりわけられていることが多いです。

自動車会社でも、2級までしかとらない所や3級でも採用してくれるところがありますので、実際にその会社の採用基準などを見て判断するのが一番になります。

難しいものであればあるほど、給料が高くなりますので、ある程度満足した収入を得たい場合には1級を目指すのが一番です。

ただ、やみくもに受験をしても受かるわけではありませんので、まずは3級から順番に取っていくのが基本的な流れと言えるでしょう。

整備士の給料はどれぐらいになるかといえば、25万円から40万円ぐらいが平均的な金額と言えますが、その金額で満足しない場合は独立をするのも一つの方法になります。

2.独立するには経験以外にも営業力が重要

例えば、資格を取り会社に入ったばかりのころは少しずつ経験を積んでいきそこから独立をしていく流れになります。

とはいえ、いきなり独立ができるわけではなくそれなりの鍛錬が必要になるところです。

この点、技術さえしっかり充実していれば独立しても問題ないと考える人もいますが、実は独立するにはそれだけでは足りません。

何が必要かといえば、一番重要なのは営業力になります。

営業力さえしっかりしていれば、多くのお客さんをとることができるため、継続的に収入を得ることができるのは間違いありません。

そのため、技術的な部分は2番目になりますので、その部分はじっくりと蓄えておくとしてまず営業の勉強を独立を志した時から考えておくべきです。

独立をするならば、少なくとも多くの人に影響を与えることになりますのでしっかりと営業の勉強から始めなければなりません。

もともとセールスマンで営業していた場合には問題ありませんが、たとえセールスマンであっても人よりも多くの営業成績を残さなければ独立はやめておいた方がよいでしょう。

このように、激しい競争が待っていますので営業能力をどのように伝えるかを一番の課題にするべきです。

次に重要になるのは、技術力ですが最低3年から5年ぐらいはどこかの会社で働いていた方がよいです。

もちろん漠然と働いているだけでは意味がありませんが、自分のゴールをしっかり見据えた上で働けば、独立後に何が必要になるのかそして何が必要でないのかも明確に見定めることができるようになる可能性が高くなります。

後は、お客さんのニーズにこたえることも重要になってきます。

3.お客さんのニーズに応え喜ばれるような整備士を目指すこと

例えば、高級車を中心に扱うならば、お客さんは安くしてほしいと考えるよりも安心して乗りたいといった気持の方が強いはずです。

そうすると、ある程度知名度を上げておかなければならないところですが、単にインターネット上の広告や電話帳の報告などを出したからといって知名度が上がるわけではありません。

独立する前の段階から、お客さんに喜ばれるような整備士を目指しておくことが重要です。

少なくとも雇われている段階で多くのお客さんを喜ばせることができないならば、独立しても喜ばせることは難しいといえます。

その訓練のための3年ないしは5年間だと考えてもよいかもしれません。

後は、基本的に整備士になるためにはお金が必要です。

これは単に食べていくだけのお金だけでなく工場を必要とし様々なマシンを手に入れなければなりません。

たいていの場合は借金をして手に入れることになりますが、借金をするのが嫌ならばあらかじめどれぐらいの予算がかかるかを明確にしておかなければならないところです。

予算は、ピンからキリまでありますがやはり最低でも2000万円ぐらいは用意しておいた方がよいでしょう。

これを現役の段階から続けるのは難しいですので、やはり何割かは借り入れをすることになるに違いありません。

ですが、まったくそのようにせず独立をすることも夢ではありません。

どのようにしたらよいのかといえば、知り合いなどの工場をそのままもらうことです。

例えば、先輩社員が独立をし工場を持っている場合には、その工場を安くもらうこともできます。

これから工場をたたむ立場としても、機械なども含めて一式購入してくれればこれ以上うれしい話しはありません。

このように考えれば、比較的安く購入できる方法もあることに気がつくはずです。

ただ、運が良ければの話しですのでタイミングも重要になってくることを頭に入れておく必要があります。

最終更新日 2025年6月18日 by preserving