エッジライト方式パネルの製造工程

LEDというのは消費電力も低く、さらに、寿命に関しましても蛍光灯のおよそ5倍ほど長いと言われています。

地球温暖化が進む近年では、省エネへの関心が非常に高く、LED(発光ダイオード)という電材が注目されています。

最近ではライトパネルも徐々にLEDのものに変更されてきています。

ここからは、そのLED(パネル砲弾タイプ)の製造工程について紹介していきたいと思います。

LEDパネルには、たくさんのLEDを使います。

LEDの発光というのは、たとえ輝度が同一であっても、わずかに色温度(光の色を温度表示したもの)に違いがありますので、それを人の手作業によりしっかりと見分けて分類します。

色温度や色むらをチェックする工程は機械ではできませんので、高精度のものを作り上げるためには、人の手作業によって一つ一つ丁寧にチェックして分類することが重要となります。

多くのLEDパネルはパネルの枠にLEDチップを横並びで設置し発光させる「エッジライト方式」が採用されています。

LEDチップの状態のままでは使うことができませんので、次の工程ではそのLEDチップをリードフレーム(半導体パッケージに使用される、LEDチップを支持固定し、配線との接続をする薄板の金属部品のこと)に取り付けられます。

さて、これがパネル内部にセットするLEDラインの製造工程になるわけですが、このLEDラインと呼ばれるものをLEDパネルの枠に設置させていきます。

LEDの弱点として、非常に熱に弱いということがあげられますので、パネル内部に慎重に、はんだ付け(はんだを熱で溶かしたものを接着剤として使用し、電子部品を接着する作業)していきます。

街中や駅構内、その他いろいろなお店で数多く利用されているLEDパネル…何気に見ていることが多いと思いますが、実際には長い製造工程を経て作られているのです。

均等で美しい発光のLEDパネルを作るためには、高い技術で長い時間をかけて製造することが重要になってきます。

 

LED看板 東京
見えないはずのWi-Fiや無線LANの電波をLEDライトで徹底的に見えるようにするとこうなる

最終更新日 2025年6月18日 by preserving